XRP / MARKET MAKER · INVENTORY COST
XRPはなぜ、
MM・PBの
最安在庫
になり得るのか。
結論:XRPを安く貸す主体がいて、MMが同じXRP在庫を複数市場で使い回せるなら、XRP経路の原価は下がります。XRPの技術が自動的に最安にするわけではありません。
MAIN FIGURE · COST CROSSOVER
XRPは、安く貸されて
初めて最安候補になる
概念例:費用指数は仕組みを示す仮の数値です。実測値ではありません。
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01
そのまま二本のスプレッド・ヘッジ・資本費用で130
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02
安いXRP融資在庫の調達原価を20下げる
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03
在庫を使い回す待機資本をさらに20下げる
最初130
→割引後90
90 < 100になった取引だけ、XRPが選ばれる01 / WHO CREATES THE ADVANTAGE
なぜ、XRPだけを安く貸せるのか
XRPの流動性を厚くしたい保有者には、XRPをMMへ安く供給する動機があるからです。
MMがXRPの値段を継続的に提示するには、売買に使うXRP在庫が要ります。市場で買えば資金を固定し、借りれば金利と担保が必要です。そこでXRPを多く持つ供給者が、MMへXRPを安く貸せば、MMは在庫を自費で買う負担を減らせます。
これは机上の空論だけではありません。Rippleは2018年、MMへ1,600万ドル超のXRPローンを新規供給し、在庫の取得・借入負担を下げればスプレッドを狭められると説明しました。4 現在のRipple PrimeもPortfolio Financing、Risk‑based Margin Financing、Cross‑marginingを公表しています。3
WHO PAYS FOR THE ADVANTAGE?
XRPの優位は、供給者のバランスシートから始まる
確認済み過去のXRP貸出とPrimeの融資機能
未確認現在もXRPだけ金利・担保条件が有利か
02 / WHAT THE MM ACTUALLY SAVES
MMでは、何の費用が下がるのか
下がる可能性があるのは、借入費と、使われずに待っている在庫の量です。
一つめはFundingです。XRPの借入金利や担保掛目が低ければ、同じ量のQuoteを出すための資金負担が下がります。
二つめはReuseです。JPY / XRP、MXN / XRP、BRL / XRPなどでXRP側を共通化できれば、一つの借入枠を連続して使えます。市場ごとに完全に別の在庫を寝かせるより、同じ残高が生むQuote量を増やせます。
INVENTORY REUSE · ONE POOL, MANY QUOTES
在庫を市場ごとに置くか、一つの共通枠を回すか
在庫枠JPY市場
在庫枠MXN市場
在庫枠BRL市場
「使い回す」は、同じXRPを同時に三重売りする意味ではありません。 反対売買、ネッティング、決済後の戻りを含め、同じ借入枠をリスク限度内で連続利用するという意味です。
ただしUSD在庫やステーブル在庫も共通化できます。XRPが勝つには、XRP枠の調達条件 × 実際の回転率が、USDやRLUSDの共通枠より有利でなければなりません。ここは現在、公開数値で確認できていない部分です。
03 / TWO DIFFERENT MECHANISMS
Auto‑Bridgingは、今回の理由ではない
どちらもXRPを間に置けます。しかし、XRPが選ばれる場所が違います。
04 / THE THREE GATES
XRPが選ばれる条件
三つの質問がすべて「はい」になった取引だけ、XRP経路が残ります。
ROUTE DECISION · NO TOKEN EXCEPTION
安く借りる → 何度も使う → 総費用で勝つ
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01
XRPを他資産より安く借りられるかAPR・担保掛目・限度額NO → 直接FX / Stable
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02
同じXRP在庫を十分に回せるか複数ペア・Venue・時間帯NO → 直接FX / Stable
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03
追加費用を含めても安いか二本のSpread・Hedge・Custody・CapitalYES → XRPを採用
直接FXが強い厚い主要通貨ペア・既存の銀行信用
RLUSDが強いドル決済・担保・会計を安定価格で閉じる
XRPに余地市場が分断され、安いXRP信用を高回転できる
主要FXやドル圏内では、USDやRLUSDの方が自然です。XRPに余地が出るのは、薄い通貨、時間外、Venue分断、Prefundingなど、既存の共通在庫が効きにくい場所です。それでも、二段交換、価格変動、ヘッジ、保管、資本規制を含む実約定後TCAで勝たなければ採用されません。2
05 / EVIDENCE BOUNDARY
確認済みの事実と、まだ仮説の部分
「仕組みは作れる」までは確認できます。「現在、本当に最安」はまだ証明できません。
- 現在のXRP専用APR・担保掛目・限度額
- 一つのXRP枠を何市場へ回したかという在庫回転率
- 直接FX・RLUSDと比較した実約定後TCA
- 優遇が薄れた後も外部MMが使い続けるか
06 / FINAL ANSWER
「なぜXRPか」
の最終回答
誰がXRPの流動性を増やしたい供給者
→何をするXRP在庫を安く貸す
→MMの効果同じ在庫を複数市場で回す
→採用条件総費用が代替経路を下回る
だから、オフレジャーでもXRPが選ばれ得ます。理由はAuto‑Bridgingでも、XRPに与えられた制度的特権でもありません。安いXRP信用と在庫回転によって、MMの原価を人為的・経済的に下げられる可能性があるからです。
裏返せば、安いXRP融資も高い回転率もなければ、XRPを使う理由は消えます。二段交換とボラティリティが残るぶん、直接FXやRLUSDの方が有利です。
FAQ
よくある質問
「最安在庫」は、XRPの価格が安いという意味ですか?
いいえ。MMがXRPを借り、保有し、ヘッジし、取引へ使う総原価が代替資産より安い、という意味です。
オフレジャー取引でもAuto‑Bridgingが使われますか?
いいえ。Auto‑BridgingはXRPL DEXの台帳内機能です。オフレジャー市場ではMakerの実行可能QuoteをPrimeやRouterが比較します。
XRPにはMM向けの制度上の優遇がありますか?
公開資料から恒久的な制度優遇は確認できません。確認できるのは、Rippleが2018年にMMへXRPを貸し、調達負担とスプレッド改善を狙った事実です。現在のXRP専用条件は未公開です。
RLUSDではなくXRPを使う理由は何ですか?
ドルの支払い・担保・会計ではRLUSDの方が自然です。XRPに余地があるのは、複数市場をまたぐXRP在庫を安く借り、高回転させた結果、総費用でRLUSD等を下回る場合だけです。
XRPが本当に最安かどうかは何を見れば分かりますか?
XRPの借入APRと担保掛目、在庫回転率、直接FXやRLUSDと比較した実約定後TCAを確認します。主要数値は現在十分に公開されていません。
PRIMARY SOURCES
一次資料
- Ripple — DPB Commercial PolicyRoute 28のMaker Quote、All‑in価格、Principal / offsetting trade。2026年5月5日更新。
- Ripple — Order Execution Policy価格、費用、速度、約定・決済可能性等のExecution Factors。2026年6月8日更新。
- Ripple — Ripple Primeマルチアセット清算、融資、Cross‑margin、Risk‑based Margin Financing。
- Ripple — Q1 2018 XRP Markets ReportMMへの1,600万ドル超のXRPローンと、調達負担・スプレッドへの説明。
- XRPL.org — Auto‑BridgingXRPL DEXでXRPを中間資産に使うOffer実行機能。
最終確認:2026年7月24日。企業発表は、その企業が公表した事実・方針を示す資料として使用し、市場全体での実装・採用証明とは分けています。