全体構造図1 枚で読む更新 2026-09-27

トークン化金融の超構造全体図

答え:正本は国の枠に残る。国境をまたぐ共通基盤へ降りるのは token — 資産の token と、ステーブル・預金トークンという Money token — で、正本そのものは降りない。上段は米国・欧州・英国・アジアの枠。各枠に太い幹線(正本→入口→国内台帳→マネー)が 1 本ずつ通り、枠の下の出口から共通基盤へ線が降りる。 下段は国に属さないプレイヤーと 2 本の共通台帳(マネー=Agorá・mBridge・Partior・Swift/資産=XRPL・Stellar・Ethereum・Solana・Canton)。 ◆ が Ripple / XRPL、実線が稼働中、破線が試験・計画、点線がサイト見立て。

  1. 太い幹線を見る国ごとに 1 本。米国は民間ドル、欧州は中銀マネー、英国は Fnality、日本は Progmat→DCJPY に収束する
  2. 出口の本数を比べる枠の下「⇩ 共通基盤へ n 本」。米国が多く欧州が少ない=欧州は中銀マネーで閉じ、米国は公開型へ多く降りる
  3. 帯の上の小文字を読む各共通台帳に「誰が載っているか」。XRPL には Ondo・Archax・Aviva・DBS、Canton には DTCC。物語ボタンで 1 本だけ光らせる

全体図

答え:正本は国の枠に残る。共通基盤へ降りるのは token(資産 token と、ステーブル・預金トークンの Money token)太い線=その国の幹線(正本→入口→国内台帳→マネー)。枠の下の ⇩ 出口 を通る本数が、その国がどれだけ共通基盤に頼るか。 線の色:青=資産/橙=マネー/紫=接続・運営/灰=ルール。破線は試験・計画。ノードに触れると相手が出る。狭い画面では横にスクロール。
米国DTCC+ドル民間マネー欧州ECBが中銀マネーで接続英国サンドボックス+FnalityアジアSG・HK・JP 各国の実証▼ 国境をまたぐ共通基盤 — 国に属さないプレイヤーと、2 本の共通台帳。正本に国境をまたぐものは無い②③④ 資産・預金の token 化と国内台帳 — 正本 → token 形 → 国・銀行系の許可型台帳に載せる⑤ 使う — 保管・取引・担保・レポ・信用・Netting の担い手⑥ 法定通貨のトークン — 預金トークン・ステーブル・中銀マネー⑦ マネーの共通台帳 — 各国の預金・中銀準備・CBDC を載せて越境決済(通貨ではなく台帳)⑧ 資産の共通 Ledger — どの国の token・ステーブルもここで動く(公開型+Canton)⑨ 国に属さないプレイヤー — 発行・保管・接続・在庫を国境なしで担う▼ token 化する▼ 使う▼ マネーで払う0国際ルール国境なしの基準1ルール誰が何を許すか2正本法的な原簿はどこか3Token化・発行誰が入口を作るか4Ledger(国内)国・銀行系の許可型5機能・担い手誰が使い道を作るか6マネー(国ごと)何で払うか(cash leg)7共通台帳(マネー)預金・準備・国境なし8共通 Ledger(資産)token・国境なし9共通プレイヤー国に属さない担い手⇩ 共通基盤へ 26 本⇩ 共通基盤へ 3 本⇩ 共通基盤へ 5 本⇩ 共通基盤へ 6 本Basel SCO60銀行の保有基準FSB / IOSCO国際指針GENIUS法ステーブルコイン法 2025CLARITY法市場構造法・審議中SEC 時限免除トークン化証券 2026.9MiCA暗号資産規制 全面適用DLTパイロットDLT市場インフラ特例DSSデジタル証券サンドボックスFCA ステーブル規制策定中MAS GuardianSG 業界実証HK ステーブル条例2025施行・Ensemble資金決済法JP 電子決済手段DTC / DTCC証券の原簿TA・Fund Adminファンド持分銀行台帳預金FRB 準備預金FedwireEuroclear / ClearstreamCSDTARGET / T2SECB 中銀マネーCRESTEuroclear UKBoE RTGSCHAPSJASDEC・日銀ネットJPCMUHKMAMEPS+MASDTCC Tokenization既存証券→token形SecuritizeBUIDL・TA・ATSFranklinBENJI MMF◆ OndoOUSG 米国債JPM Kinexys預金トークンCircleUSDC 発行Clearstream D7デジタル証券SG-FORGEEURCV◆ Archaxabrdn MMF→XRPL◆ Aviva InvestorsMMF→XRPL(Licuido)DIGITデジタル英国債 2027◆ DBSsgBENJI→XRPL 予定ProgmatJP MUFG系HashKeyHKKinexysJPM 許可型BaseCoinbase L2・株tokenPontes 接続DLTT2連結DSS 参加基盤許可型Progmat 基盤JPBNY / State StreetカストディAnchorage連邦免許カストディBroadridge DLRレポ(Canton)GS DAPGoldman(Canton)◆ Ripple PrimePB・信用・NettingCoinbase PrimePBHQLAx担保移動Eurex清算ZodiaSC系カストディKomainuNomura系カストディCopperPB・決済DBS Digital Exchange取引・保管SBI / MUFGJP 機関JPM Coin / JPMD預金トークンUSDCCircle◆ RLUSDRipple・NYDFSPYUSDPayPal小売CBDC 禁止方針FRBPontesDLT⇄TARGET 2026.9稼働Appia統合基盤 2028青写真EURCV / EURCユーロ・ステーブルFnality £BoE口座裏付けデジタルポンド検討DCJPY / JPYCJP 円e-HKD / EnsembleHKFRB 準備預金・TARGET / T2S・BoE RTGSBIS Agorá8中銀の準備+銀行預金CMUmBridge5中銀 CBDC・BIS撤退後も継続MEPS+・銀行台帳Partior銀行間 多通貨預金トークンSwift・銀行台帳Swift 共有台帳17行 預金トークン MVPOndo・Archax・Aviva Investors・DBS +1◆ XRPL公開・規制資産向きDTCC Tokenization・FranklinStellar公開・発行と配布Securitize・Franklin・Ondo・SG-FORGE +2Ethereum公開・最大の流動性SecuritizeSolana公開・高速DTCC TokenizationCanton許可型・機関の裏側国境をまたぐ正本は無い正本は国ごとに残る◆ RippleRLUSD 発行◆ GuggenheimCP→XRPLTetherUSDT◆ Ripple Custody旧MetacoChainlink接続・データSwift既存網との接続MM(Wintermute等)在庫・気配USDTTether・最大のドル
━ 太線=各国の幹線(枠の色)— 資産の流れ— マネーの流れ— 接続・運営— ルールが許す- - 試験・計画枠:実線=稼働/破線=試験・計画/点線=見立て ◆=Ripple/XRPL 系 帯の上の小文字=その台帳に載っているもの85 ノード・84 本の線

補足図:全体図の読み方を 8 枚で

補足 A縦に切ると 10 段。⓪〜⑥は国の枠の中、⑦〜⑨は国境なし

全体図の行は、上から「許す→原簿→入口→国内台帳→使う→払う」が国の中で完結し、その下に国境をまたぐ共通基盤(マネーの共通台帳・資産の共通 Ledger・共通プレイヤー)が続く。資産(青)とマネー(橙)は別の柱で降り、⑤と⑧の DvP で出会う。

補足 BLedger は 1 本に収斂しない。2 軸で棲み分ける

横軸は「許可型 ⇄ 公開型」、縦軸は「マネー寄り ⇄ 資産寄り」。銀行の裏側は左下、DeFi は右上、XRPL は右寄りで規制資産と RLUSD を同じ台帳に載せる位置。

位置は公開情報からのサイト見立て(定量座標ではない)。

補足 H流れで読む — 正本 → 入口 → 台帳の棲み分け → 使い道 → 相互接続

全体図は「誰がどこに居るか」の地図。この 1 枚は同じ部品を、上から下へ流れとして読み直す。

金融の正本は各所に残る。Token 化で使える入口を増やし、複数の Ledger を相互接続して“金融版インターネット”へ向かう

1

現実の法的資産・正本

オリジナルの台帳・原簿は各所に存在する

株・債券正本:DTC / DTCC既存証券の巨大原簿。token 化は「使える表現」を増やす方向
MMF・ファンド正本:TA・Fund AdminAviva・Franklin・JPM などの持分。share class の配り方が変わる
銀行預金正本:各銀行の台帳預金トークン・JPM Coin は預金の「使い方」をオンチェーン化
中央銀行マネー正本:ECB TARGET・各国 RTGS最終決済の基準点。Pontes が DLT 資産を中銀マネーに接続

ここが法的な基準点。Blockchain は「資産の本体」ではなく、使うための実行環境

2

Token 化・発行・原簿管理

既存資産をブロックチェーン上で使える形へ

DTCC TokenizationDTC 保管証券を traditional ⇄ tokenized form で行き来既存証券公式原簿multi-chain
Securitize発行・TA・Broker-Dealer・ATS・Fund Admin を縦に持つTAATSBUIDL
Licuido / ZILO運用会社の商品をデジタル配布・担保・決済へつなぐ基盤Fund tokenAviva→XRPL
Kinexys(JPM)銀行預金・銀行マネー・機関間資産を token 化する銀行基盤JPM Coin預金トークン担保網

役割は「発行」だけでなく、TA・Fund Admin・流通・法的な帰属まで含めた設計へ広がる

3

どの金融ネットワークで使う?(Ledger の棲み分け)

Ledger は“最強 1 本”ではなく、用途・顧客・規制・流動性で使い分けられる

Canton機関金融の裏側・Privacy
主な利用者

大手銀行・Dealer・市場インフラ

向く用途

Repo・Collateral・大口・system 間同期

代表例

JPM・Goldman・Broadridge・DTCC 接続

必要な相手にだけ見せる
XRPL公開型+規制資産向け
主な利用者

運用会社・銀行・Custodian・機関投資家

向く用途

MMF・国債・CP・DvP・Payments・将来 Collateral

代表例

Aviva・abrdn・Ondo・Guggenheim・RLUSD

MPT・許可型資産・低コスト
Stellar公開台帳・発行と配布
主な利用者

Fund issuer・Fintech・Wallet・送金

向く用途

Tokenized fund・payments・distribution

代表例

Franklin BENJI・WisdomTree・DTCC 接続予定

発行+配布に強い
Ethereum / BaseProgrammable・最大の流動性
主な利用者

運用会社・DeFi・取引所・銀行・開発者

向く用途

BUIDL・lending・DeFi・株 token

代表例

BlackRock・Securitize・JPMD on Base・USDC

Composability の中心
国家・銀行の決済レール中銀マネー・預金トークン・finality
主な利用者

中央銀行・商業銀行・銀行顧客

向く用途

中銀マネー決済・預金トークン決済・cash leg

代表例

Pontes・TARGET・Fnality・Partior・Kinexys

cash leg と最終確定を担う
4

その上で何をする?(共通の金融機能レイヤー)

資産が token 化されても、金融は「使い道」が本体

Custody秘密鍵・機関保管・法的帰属
Tradingどこで価格が決まるか
DvP資産と cash を同時に成立
Collateral担保に差し入れ他市場で使う
Repo国債・MMF で短期資金
Lending信用供与・資本効率
Paymentscash leg を運ぶ
Cross-margin / Netting複数市場を相殺し残差だけ決済
代表的なカストディKomainu・Ripple Custody・BNY・Zodia
代表的なクレジット・ネッティングRipple Prime・JPM・Broadridge DLR
代表的なマネー(決済用トークン)RLUSD・USDC・JPM Coin・預金トークン・中銀マネー
5

相互接続(金融版インターネット)

複数のネットワーク・プレイヤーをつなぎ、資産・マネー・信用・流動性を動かす

  • Canton
  • XRPL
  • Stellar
  • Ethereum / Base
  • 国家・銀行の決済レール
相互接続レイヤーInteroperability
  • Chainlinkデータ連携・条件判定・multi-chain 配線
  • Swift既存金融との接続・新旧のメッセージ相互接続
  • Market Maker在庫・気配・FX。両側に足を持つ接続役
  • Prime Broker信用・担保・Netting・cross-margin のハブ
  • Custodian資産移動と保管を制度的に成立させる
  • FX / Routing価値を動かす順路の最適化

前提:全部を 1 本へ統一するのではなく、複数のネットワークをつないで資産を動かす方が現実的

実務:MM が両側に在庫を持ち、PB が信用と Netting を束ね、Custodian と決済層が法的・資金的な確定を担う

結論:資産ごとに「正本」は残り、用途ごとにLedger が分かれ、最後は相互接続で 1 つの金融ネットワークのように使われる

各社の稼働状況は全体図の凡例(実線=稼働/破線=試験・計画)に従う。Ripple / XRPL の位置づけは補足 E、XRP の役割は補足 G。

補足 F決済の実務:用途ごとに「誰が → 何を → どこで・どうやって → 誰へ」

4 つの用途を同じ構造図で並べる。上の線が資産、下の線がマネー。2 本の線が「どこで(台帳)」に入り、「どうやって(DvP/PvP/finality)」で確定して相手に届く。中銀が出てくるのは EU の Pontes と mBridge・Agorá だけで、他は銀行団か、チェーン+発行体が確定させる。

レポ・大口担保ケース:ディーラーが MMF を担保に日中資金を借りる
  • 確定させる銀行の預金台帳
  • 中銀の関与なし
  • 時間日中・数時間で往復
実例Broadridge DLR(Canton)稼働中Goldman GS DAP(Canton)稼働中JPM 担保ネットワーク(MMF 担保)稼働中HQLAx:Canton へ移行試験・計画
くわしく:手順と、誰が・何を・どう確定するか
  1. ディーラー保有する MMF 持分・国債を token 化して担保に差し入れCanton 上のレポアプリ(DLR)
  2. 貸し手(銀行・MMF)預金トークンで資金を渡す銀行の預金台帳/JPM Coin
  3. 台帳担保と資金を同時に移転(DvP)。数時間後の満期も自動で巻き戻し同じ許可型台帳
  4. 確定銀行間の預金振替で最終確定。中銀は関与しない銀行台帳
誰が
大手銀行・ディーラー/MMF・資産運用会社(貸し手)/PB・清算機関
資産レッグ
米国債・MMF 持分を token 化し、許可型 Ledger(Canton)上で所有権を移す。Broadridge DLR、JPM の担保ネットワーク、HQLAx(Corda→Canton 移行中)
マネーレッグ
銀行預金。JPM Coin などの預金トークン、または既存の口座振替(RTGS)
どう確定する
日中 DvP。開始と満期の巻き戻しを同じ台帳で自動実行し、担保はトークンの移転で即時に差し替え
誰が確定させる
台帳を運営する銀行・アプリ運営者(Canton 上の各アプリ)と、預金を持つ銀行の台帳
国境を越えた大口決済ケース:シンガポールの企業が米ドルを米国の取引先へ送る
  • 確定させる台帳の持ち主(銀行団/中銀/Swift)
  • 中銀の関与mBridge・Agorá のみ
  • 時間秒〜分・24/7
実例Partior(多通貨預金トークン)稼働中mBridge(5 中銀)稼働中BIS Agorá(8 中銀)試験・計画Swift 共有台帳 MVP(17 行)試験・計画◆ RLUSD・XRP で MM が両替(Ripple Payments)稼働中
くわしく:手順と、誰が・何を・どう確定するか
  1. 送金企業(DBS 顧客)SGD 預金を SGD 預金トークンにして送金指示Partior(DBS の台帳)
  2. 銀行団の台帳SGD トークン ⇄ USD トークンを PvP で同時交換。コルレスの連鎖なしPartior
  3. 受取銀行(JPM)USD 預金トークンを受取企業の預金に戻すJPM の台帳
  4. 確定両行の預金台帳の更新で最終確定。公開型なら USDC/RLUSD をチェーンで送り MM が両替銀行台帳/公開チェーン
誰が
銀行間(JPM・DBS・SC など)/中央銀行(mBridge・Agorá)/Swift 参加行/公開型:MM・Ripple Payments
資産レッグ
無し。両側ともマネー(通貨 A ⇄ 通貨 B)
マネーレッグ
預金トークン(Partior、Swift 共有台帳 MVP)/wholesale CBDC(mBridge)/中銀準備+銀行預金の統合台帳(Agorá 実証)/公開型ではステーブル(USDC・RLUSD)を送り MM が両替
どう確定する
PvP 同時確定・24/7。コルレス銀行の連鎖を省き、両通貨が同じ台帳(または接続された台帳)で同時に動く
誰が確定させる
台帳の持ち主。Partior=銀行団、mBridge=参加中銀、Agorá=中銀連合、Swift=Swift と参加行。公開型=チェーンの finality+発行体の償還
証券・ファンドの DvPケース:機関投資家が token 化 MMF を RLUSD で買う
  • 確定させるチェーン+TA・発行体(EU は ECB)
  • 中銀の関与EU のみ(Pontes)
  • 時間24/7・即時
実例◆ OUSG ⇄ RLUSD(XRPL・24/7)稼働中BUIDL ⇄ USDC(Ethereum)稼働中Pontes:中銀マネーで DvP(EU)稼働中DTCC → Canton・Stellar試験・計画◆ sgBENJI ⇄ RLUSD(DBS)試験・計画Coinbase 株 token(Base・非米国)稼働中
くわしく:手順と、誰が・何を・どう確定するか
  1. 投資家RLUSD を用意し、申込を出すXRPL 上のウォレット(Custodian 管理)
  2. 運用会社・TAMMF 持分を token として発行(正本は TA 台帳)XRPL(permissioned asset)
  3. 台帳RLUSD と MMF token を同時に交換(atomic DvP)。片方だけは成立しないXRPL
  4. 確定TA が持分台帳を更新、Ripple が RLUSD の準備を保持。EU なら ECB が中銀マネー側を確定(Pontes)TA 台帳/発行体/中銀
誰が
資産運用会社(Franklin・abrdn・Aviva・BlackRock)/TA・Securitize・Archax/機関投資家・適格購入者/Custodian
資産レッグ
token 化した MMF・国債・CP・株(XRPL・Ethereum・Stellar・Canton・Base)。正本は TA 台帳・DTC に残る
マネーレッグ
ステーブル(RLUSD・USDC)/中銀マネー(Pontes:市場 DLT ⇄ TARGET)/預金トークン
どう確定する
同一台帳なら atomic DvP(片方だけ成立しない)。別台帳なら中銀や接続層が両側の確定を同期
誰が確定させる
同一台帳=そのチェーンの finality+発行体(TA・ステーブル発行体)の帳簿更新。EU=ECB が中銀マネー側を確定
Payments(企業・個人・機関の送金)ケース:企業がサプライヤーへ USDC で支払う
  • 確定させるチェーン+発行体(預金トークンは銀行)
  • 中銀の関与米国は禁止方針・HK は試験
  • 時間秒〜分・24/7
実例USDC・USDT(公開チェーン)稼働中◆ RLUSD(XRPL・Ethereum)稼働中JPMD on Base(機関向け)稼働中DCJPY・JPYC(日本)稼働中e-HKD / Ensemble試験・計画米国 小売 CBDC見立て
くわしく:手順と、誰が・何を・どう確定するか
  1. 支払企業銀行預金を USDC に換える(発行体が 1:1 で発行)Circle/取引所
  2. チェーンUSDC を相手アドレスへ送る。数秒〜数分で finalityEthereum・Solana・Base
  3. 受取企業USDC のまま保有、または償還して銀行預金へCircle/銀行
  4. 確定チェーンの finality+発行体の償還。預金トークン(JPMD・DCJPY)なら発行銀行の台帳で確定チェーン/発行体/銀行台帳
誰が
発行体(Circle・Tether・PayPal・Ripple・JPM・DeCurret・JPYC)/ウォレット・取引所・決済事業者/企業財務・機関顧客
資産レッグ
無し
マネーレッグ
ステーブル(USDC・USDT・PYUSD・RLUSD:公開チェーン)/預金トークン(JPMD on Base=機関向け、DCJPY=企業向け)/中銀(小売 CBDC は米国が禁止方針、e-HKD は試験)
どう確定する
チェーン上の finality で受取が確定。最終的に銀行預金へ戻すのは発行体の償還(1:1 準備)
誰が確定させる
公開型=チェーン+発行体。預金トークン=発行銀行の台帳。中銀型=中央銀行

各ケースの「実例」は 2026-09 時点の状態。◆ は Ripple / XRPL 系。手順の詳細は各ケースの「くわしく」を開く。

補足 GXRP はどこで働くか — 台帳をまたぐ MM/PB の在庫の偏り(Δ)を埋める側

トークン化金融の「払う手段」に XRP は居ない。居場所は一段裏、複数の台帳・通貨で気配を出す MM/PB の在庫と担保。確認できているのは Ripple 自身のスタックまで。

XRP が居ない場所✕ DvP の cash leg(RLUSD・USDC が担う)✕ 銀行間の PvP(預金トークン・CBDC)✕ 中銀マネー(Pontes・Agorá・Fnality)機関は法定通貨建てで確定したい
顧客の注文 — 台帳ごとに、売りと買いが偏って届く✕◆ XRPLcash:RLUSD資産:OUSG・MMF・CP買売在庫の偏り ΔΞEthereum / Basecash:USDC・JPMD資産:BUIDL・株 token買売在庫の偏り ΔCCantoncash:預金トークン資産:レポ担保・国債買売在庫の偏り Δ¤銀行台帳 / Partiorcash:預金・多通貨資産:—(マネーのみ)買売在庫の偏り Δステーブルを各台帳へ橋渡し(発行体・ブリッジ依存・遅い)◆ 中立在庫 XRP を飛ばして両替(発行体なし・24/7)MM/PB の裏側Ripple Prime・Wintermute・GSR・B2C2 など(非銀行)📦作業在庫(台帳別)RLUSD・USDC・預金トークン台帳ごとに置く=資本が分散確認済み残差→✕◆ 中立在庫 XRP足りない通貨に換える在庫ODL=稼働・PB/MM 在庫=未確認サイト仮説担保→🔐担保庫(PB)RLUSD・◆XRP・国債 token信用・Netting の裏付け確認済み(Ripple Prime)🛡️ ヘッジ(先物・PERP)で価格変動を消す
判定✕ 決済通貨(cash leg)ではない✓ 担保:確認済み(Ripple Prime が XRP・RLUSD を受入)△ 中立在庫:サイト仮説(観測できるのは ODL の両替まで。PB/MM の在庫としては未確認)
仮説の成立条件担い手は非銀行(Basel SCO60:銀行の XRP 保有は 1250%)ヘッジできる(先物・PERP)効くのは通過量ではなく保有量(在庫+担保)USDC 多チェーン・預金トークンより安い場面がある

「元帳をまたいだ MM 流動性のための中立在庫」説は、置き場所として正しい。ただし主語は非銀行の MM/PB、量は残差 Δ+担保、証拠はRipple 内のみ

各ノードの状態は 2026-09 時点。◆ は Ripple / XRPL 系。動く図解は prefers-reduced-motion では静止する。

補足 C国ごとにレールの引き方が違う。違いは「cash leg を誰が出すか」

米国は民間ドル、欧州は中銀マネー、英国はサンドボックス+Fnality、アジアは銀行主導の各国実証、国際は中銀連合と既存網。資産側より、マネー側の設計で国の色が決まる。

補足 D1 本の取引で見る。正本は動かず、token だけが同じ台帳で交換される

MMF 持分の正本は TA 台帳、ドルの正本は銀行台帳に残ったまま。両方の token を同じ Ledger に載せ、DvP で同時に確定させる。Custodian・MM・PB がその周りで保管・在庫・信用を担う。

補足 ERipple は 3〜6 層を縦に束ねた。XRP の話はその外側にある

全体図で ◆ が付くノードを縦に並べると、発行(RLUSD)→ 台帳(XRPL)→ 保管・信用・送金 → cash leg までが 1 社で揃う。ただし「XRPL が採用される」と「XRP が在庫資産になる」は別の命題。

結論

資産ごとに正本は残り、用途ごとにLedger は分かれ、国ごとにcash leg の出し方が違い、最後は相互接続で 1 つの金融ネットワークのように使われる。見るべきは「どこへ発行されたか」より 「誰が、何の仕事に、どのマネーで、どう使い始めたか」。

本ページは公開情報の整理であり、投資助言ではない。各ノードの状態は 2026-09-23 時点。稼働/試験/見立ての区分は本文の凡例に従う。
2026.09.28 更新:補足 G の「中立在庫 XRP」の説明と状態を Ver3(XRP は払うお金ではなく、払う通貨を用意する在庫。トップ 03)に合わせ、トップの図の数を最新にした。

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この記事は、トップ 第4章「次世代金融と AGI」の 14 断片化 を詳しくしたもの